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2020年1月1日

コンサルタントコラム [#時流予測]

2020年美容室経営の時流予測

あけましておめでとうございます。

船井総合研究所でビューティビジネスの責任者をしております日坂大起(ひさかだいき)と申します。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

本日は美容室経営への時流予測としてコラムを掲載させていただきます。

 

1.2019年に多かったご相談の特徴

 

昨年も多くの経営者さまからご相談をいただく中で多く見受けられた悩みの1つが『人に関するお悩み』になります。

 

人に関するお悩み自体はこれまでも多くありましたが、今年多かった特徴の中には今までの採用にまつわるお悩みだけではなく、定着化から始まる組織づくりや40代後半の男性スタイリストのキャリアプランなどより深い悩みに変化してきた印象を持ちます。

これまではいかに多くの社員を抱えることができるのかというステージから、今の社員にどう働いてもらえるのか?といった働いてもらうための会社づくりへステージに変化していったイメージになります。

 

2.昔から変わらない業種

 

昨年から特に多くなった業務委託系のサロンですが、課題もあるとはいえ目線を変えれば顧客へは低価格で技術提供できスタイリストは自由な働き方ができる、そして会社側も雇用に対してのハードルが下がるなどメリットもあります。


一方でインボイス制度のルール改正や劣悪な環境でのなんちゃって業務委託など課題も多く存在します。

根本的な課題としては、業界の構造が時代の変化があっても大きく変化しておらず、経営面とすれば時流適応できていないこともあり、人の悩みで課題を抱えている美容室も多いようです。

 

人の悩みに寄り添った提案が必要になってくるのではと感じます。

 

3.人の悩みに寄り添う業界の時流適応とは??

 

そんな中で人の悩みに解決の糸口を見出している
サロンのモデルの中には

 

1.社内FC(のれん分け)制度
2.新人スタイリストの早期戦力化(ジュニアサロン)
3.ママ美容師のみで展開するママ専門店
4.RPAなどシステム(デジタル)活用した少人化モデル


などが存在します。

 

多くの成功パターンではビジネスモデルとしてどういったサービスを展開していくのかだけでなく、先に人材量の確保を行うケースが多く見受けられます。


なので今後は、退職を防ぐために次のキャリアづくりを行うための制度づくりや環境づくりとして上記の1、社内FC(のれん分け)制度や3、すでにサロン内で働いているママの働くステージづくりとしてママ専門店を用意しておくなど

 

未来を見据えた社内制度づくりが必要になってくるのではないでしょうか??

 

 

2020年のキーワードの1つは
『人のお悩みに寄り添う社内制度づくり』になるかと思います。

次回の私が担当するコラムでは我々が考えるママ専門店の戦略と題してお送りさせていただきます。