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2020年2月13日

コンサルタントコラム [#時流予測]

【2020年美容室が参入すべきビジネスモデル4選とは】

皆様、こんにちは!
船井総合研究所の富成です。

 

今回は「2020年美容室が参入すべきビジネスモデル4選とは」
というテーマでお伝えします。

 

 

ここ3年間で美容室企業が多角化経営するパターンが激増しました。
持続的な成長を続けていくにあたり、第二本業となる次の柱を作っていくことは非常に重要なテーマです。
今回は実際の事例も含め、美容室が参入することにおすすめの4つのビジネスモデルをお伝えします。

 

 

①ニーズ増&高生産性&ベテランスタッフの活躍場!【髪のお悩み専門店】

 

②美容師に美容師以外の道を!初期投資500万・1年投資回収【マツエク専門店】

 

③成功事例多数!生産性100万円超・営業利益20%超!【痩身エステ専門店】

 

④独立スタッフの新たなキャリアプラン!【シェアサロン】

 

 

①ニーズ増&高生産性&ベテランスタッフの活躍場!【髪のお悩み専門店】
近年、非常に伸びてきている業態として「ヘアケア、髪質改善」があります。髪のお悩み専門店とは、それらを中心においたメニューを展開するサロンのことです。
単価15000円、生産性は1人100万円を超えることができるので、ベテランで「お客様一人ひとりと向き合える接客をしていきたい、働く時間を短くしていきたいという」ニーズがあればピッタリのビジネスモデルです。
近年は、人件費の高騰からアシスタントの大量採用を抑えて、スタイリストの比率を上げていこうという動きも多くなってきています。お客様を多く抱えているスタイリストがアシスタントの減少に伴い、すべてのお客様を対応することが困難になっていくので、早めにマンツーマンで単価の高いビジネスモデルに参入するのはおすすめです。美髪や髪質改善メニューの次の展開として、「発毛・育毛」に絡めたメニュー展開につなげることもできるので、ベテランスタッフが長期的に活躍できる土壌を作ることができます。

 

 

②美容師に美容師以外の道を!初期投資500万円・1年投資回収【マツエク専門店】
マツエクサロンも安定した市場成長を続けている市場の一つです。
美容師免許が必要ですが、美容室よりも初期投資が低い、営業利益が出る、採用がしやすいというメリットがあります。目安としては、初期投資500~800万円、営業利益20%です。教育期間も約3か月と短いので、美容サロンの中では非常に手軽にスタートしやすいモデルであるというのが強みです。
女性のマツエクサロン利用率が10%未満なので、これからの市場成長も大いに見込めます。
美容師の中でも、「立ち仕事がしんどい」「手荒れがひどい」「お客様とのコミュニケーションがうまくできない」人はもくもくと施術するアイリストに流れるケースも多いので、企業の中の活躍の場としてマツエクサロンに参入するケースはおすすめです。

 

 

③成功事例多数!生産性100万円超・営業利益20%超!【痩身エステ専門店】
船井総研の中でも10社以上の方々に参入して頂き、成功しているモデルです。
美容室と比べると痩身エステは一人当たり生産性が100万円を超え、高いところだと生産性200万円を超えるサロンもあります。機械施術を前提としているため、施術の分単価が高い・誰でも結果を出すことができることが高生産性の理由です。
ダイエットという分野は、エステをはじめ、フィットネス、パーソナルジム、サプリなど参入プレーヤーも多く、市場自体も伸びているマーケットです。だからこそエリアの中で早めにポジションを取ってしまうことで市場を抑えることができるので検討している方は早めに参入をおすすめするモデルです。

 

 

④独立スタッフの新たなキャリアプラン!【シェアサロン】
2019年はシェアサロン元年と呼ぶにふさわしいぐらい参入するプレーヤーが増えました。
これから市場として伸びていきますが、収益性をきちんととれるか現在は二極化している印象です。
参入をする際には、美容師からの応募が最大のハードルになるので、自社にいる美容師に入って頂く前提で構築することで、導入した際のリスクを最小限にできるでしょう。
人口減少・高齢化の時代において、独立をすることがリスクなのでシェアサロンに入り低リスクで美容室を経営していくパターンは増えていくと予想できます。エリアの中でいち早くシェアサロンという働き方を作っていくことは強みになることは多分にありそうです。

 

 

以上、「2020年美容室が参入すべきビジネスモデル4選とは」でした。
いかがだったでしょうか?

 

最後にこれらのビジネスモデルに参入する上で注意点があります。
それは「成立する立地」です。新たに4つのビジネスモデルを始めるとなると、人口が少ないほど難易度が上がります。※集客&採用で人が集まらない、売上の立ち上がりが遅い等
仮に商圏人口が少ない場合は、「人が多い場所に出す」or「今のサロンのスタッフ&お客様を活用する」という条件が必要になります。
新たなビジネスモデルをご検討の際は、一度ご相談くださいませ。

 


これからの時代は2030年までの絵を描ける企業が残ります。
素敵な未来を描けるよう、今伸ばすことと新たにチャレンジすることを大事にこの1年過ごしていきましょう。