コンサルタントコラム [#美容室経営 #セミナー]
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いつもありがとうございます。
船井総合研究所の田崎です。
本日は、【コロナ禍でも業績を上げている企業】をテーマに書かせていただきます。
皆様、韓国ブームと共に流行した「コルギ」をご存知でしょうか?
コロナ禍で業績への影響が出ている中、とあるサロンでは「小顔コルギ」で業績が伸びています。
今回はその魅力を探ってみたいと思います。
<小顔コルギの魅力>
「小顔コルギ」とは、その名の通り顔を小さくするというエステメニューです。
女性の顔の悩みには
①顔のむくみ
②えらハリ
③肉付き
この3つがあるようです。
「小顔コルギ」とはこの3つの悩みをプロのエステシャンが手技によって改善するというサービス内容となります。
とにかく女性は顔が大きく見える事に強いコンプレックスを持っています。
一般的には化粧や髪形でカバーするなど、あの手この手で女性は顔を小さく見せる工夫をします。
しかし近年ではそんな涙ぐましい努力をしなくても、エステ技術の進化と共に簡単に小顔になれる事が知れ渡ると、20代を中心に多くの女性が小顔コルギを利用するようになりました。
今では断トツの客を集める人気メニューに急成長しています。
僕も目の前で手技を拝見しましたが、1時間程度の施術で確実に小顔になるのはとても画期的なサービスですね。
<ビジネスとしての魅力>
また、何より驚くのは「小顔コルギ」のビジネスの側面です。
先に僕が見せていただいた施術をしたスタッフは、実は入社間もない未経験のスタッフだと言う事に驚かされます。
今年から美容室のコンサルティングを行っていますが、美容室の最大の課題は国家資格を持った美容師の採用と育成に尽きます。
しかし多くの美容室は慢性的な人材不足に悩まされています。
理由は国家資格を持った美容師の採用の難しさです。
それに対してこの小顔コルギのビジネスは資格が要らないビジネスですので、採用はindeedなどで簡単にそして格安に募集が出来ます。
また、育成に関してもマニュアルに沿ったトレーニングを数か月積むだけで結果を出す事ができます。
そのためプロになる事が出来るのも、「小顔コルギ」はビジネスとしての最大の魅力ではないでしょうか。
ビジネスとしての魅力はもう一つあります。
「小顔コルギ」のマーケットは、この3年で成長しているまだまだ成熟していないビジネスです。
地方都市ではまだストロングプレイヤーがいない状態かと思います。
ですから集客は行政人口が20万人以上の都市ならホットペッパービューティで、難しい差別化などすることなく、いとも簡単に集客する事が出来ます。
ご存知のように、ビジネスの楽な勝ち方の基本は「一番最初に始める事」これに尽きます。
つまり、ライバルがいない市場を独り占めする事なのです。
「小顔コルギ」は現在、ブルーオーシャンの「やったもの勝ち」または「早いもの勝ち」のビジネスです。
船井総研でもさらに研究を続けたいビジネスの一つですね。
この「小顔コルギ」の市場から当分目が離せません。
田﨑 昌美
ライフイベント支援部ライフイベントグループ
イベント特化型のきもの専門店を多数手がけ、地域一番店を次々と排出する。業界で良く知られている集客手法の多くは田崎が生み出したもの。
また子供写真ブームの創成期に、呉服店に「和装特化型子供写真館」を仕掛ける。大手も真似をした和装特化型の子供写真館の一大ブームの火付け役となる。
振袖においては「ママ振り」と言う流行語を生み出す。 現在はインターネットを使ったDMに頼らない集客法を開発している。 現在、多くの美容室が振袖レンタルを始めているがこれの仕掛け人もこの人である。
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