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2016年10月11日

コンサルタントコラム [#マーケティング]

地域一番美容室に勝つ戦略とは?②

皆様、こんにちは!

 

本日も「地域一番美容室に勝つ戦略」についてです。

 

前回は商圏におけるシェアの話をさせて頂いたので

今回は自社のシェアにおける戦略についてお話させていただきます。

 

戦略は大きく2つあり「強者の戦略」と「弱者の戦略」です。

分類すると下記のようになります。

 

■強者の戦略

・包み込み戦略

・大きな市場

・数打てば当たる

・TVCM等のイメージ広告

・人、モノ、カネ、情報の総合力

・有利なステージへ誘導する

 

■弱者の戦略

・差別化戦略

・一点突破

・隙間(ニッチ)市場

・ライバルの少ない市場

・顧客とのスキンシップ

・切捨集中(ターゲット・資源)

・手の内を読まれない

 

強者の戦略として非常に分かりやすいのが

居酒屋チェーンで有名なモンテローザ社です。

ここの戦略はシンプルで弱者の戦法を徹底的に真似るということです。

『和民』に対して、『魚民』で対抗し、

『月の雫』に対して、『月の宴』で対抗し、

『白札屋』に対して、『白木屋』で対抗し、

『目利きの銀次』に対して、『目利きの銀次』で対抗する。

(最後はもはや名前も一緒なのですが。。笑)

ここまでやると裁判沙汰になるのですが、

強者の戦略としては非常に分かりやすい例の一つです。

 

 

一方、弱者の戦略として分かりやすい例が

医療機器やヘルスケア用品で有名なジョンソン&ジョンソンです。

 

歯ブラシの最大手ライオンに立ち向かうべく

ジョンソンエンドジョンソンは奥歯まで磨きやすい

ヘッドが小さい歯ブラシを開発しました。

そしてこれが大当たりで一気に売上を伸ばしていきました。

 

では、なぜこれに対してライオンは対抗しなかったのか?

実はライオンは歯磨き粉も販売しており、

ヘッドが小さい販売すると使用量が減少し、

歯磨き粉の売上が下がってしまうと思ったからです。

強者の穴をついた実に秀逸な弱者の戦略な一つです。

 

 

美容業界の例では

1000円カットが強者がやりたがらない形態で

一気に伸ばしていった分かりやすい例かと思います。

 

自社に必要な戦略は何なのか?

この機会に見直してみてはいかがでしょうか?