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2021年3月11日 田﨑 昌美

コンサルタントコラム [#美容室経営]

【都市と地方での美容室の時流】

弊社コラム・メルマガをご愛読いただいている皆様
いつもありがとうございます。
船井総合研究所の田崎です。

昨年末から美容室の100件行脚を行っています。
多くのお店に足を運び取材を重ねているのです。
コロナの影響で美容室業界も大きく変わらなければならない局面に来ている事はお店を回ると手に取るようにわかります。

ですので、今回から美容室の時流を
1.都市と地方での美容室の時流
2.業績を伸ばすために必要なこと
3.人材戦略
という3つのテーマに分けてお伝えしていきたいと思います。

本日のコラムでは、
【1.都市と地方での美容室の時流】について書かせていただきます。

 

 

◇◆◇—————★都市と地方での美容室の時流★————–◇◆◇

 

ポイントの1つ目は、
「都市部ではさらなる専門店化が加速する」ということです。

もともと美容室業界は成熟化が進んでいましたが、このコロナでさらに加速したように見えます。
その現象がうかがえるのは、美容室の業績の二極化現象です。
今、業績の良いサロンはメニューを専門特化させています。
そしてその特化したメニューを磨き切り、その地域で一番の位置を確立しているところです。

□地域の中でカットならあそこ
□カラーならあそこ
と言う風に地域の方からきちんと認識されているサロンは、このコロナ禍でも業績を落とすことなく営業しています。
それに対して、業績の悪いサロンはオーナーが個人的趣味でやりたい事をとにかく詰め込んだメニューに見えます。
いわゆる何屋さんか分からないメニューの打ち出しなのです。

現在、なんとなく通りすがりにサロンに入る人は少なくなりました。
ですからこれからはお客様がわざわざ狙って足を運んでもらえるメニューの専門特化が必要となるのです。

 

ポイントの2つ目は、
「地方ではトータルビューティの波がくる」ということです。

一見、1つ目のポイントと真逆なことに見えるでしょうが、メニューの専門特化が進むと同時に、地方都市ではトータルビューティ化が進みます。
コロナの影響もあり美容室のナショナルチェーンの出店が頭打ちとなります。
その恩恵もあり、特に行政人口50万人を切る都市ではその地場のローカルチェーンが今後勢いをつけてくることでしょう。

ローカルチェーンは得意な地域で客の多様なニーズに合わせて専門特化させたサロンを展開させ、ドミナントを形成して行きます。
その展開はヘアーのサービスだけにとどまらずにマツエクやネイルやエステなどにも及んで行きます。

また、衣装や写真を取り込んで、成人式や婚礼の市場にも参入する事になるでしょう。
地方都市のサロン経営は、一人の顧客が生涯を通じて利用できるトータルビューティ事業へ大きく変化して行く事でしょう。

 

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いかがでしょうか。

上記2つのポイントだけでも
「これからの経営戦略を見直そう」と考えられる経営者様も
多数いらっしゃるのではないでしょうか。

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成功ポイントをお伝えしております。
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次回のコラムも是非楽しみにしていてください。

 

 

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著者情報

  • 田﨑 昌美

    ライフイベント支援部ライフイベントグループ

    イベント特化型のきもの専門店を多数手がけ、地域一番店を次々と排出する。業界で良く知られている集客手法の多くは田崎が生み出したもの。
    また子供写真ブームの創成期に、呉服店に「和装特化型子供写真館」を仕掛ける。大手も真似をした和装特化型の子供写真館の一大ブームの火付け役となる。
    振袖においては「ママ振り」と言う流行語を生み出す。 現在はインターネットを使ったDMに頼らない集客法を開発している。 現在、多くの美容室が振袖レンタルを始めているがこれの仕掛け人もこの人である。   もっと見る