コンサルタントコラム [#エステ経営 #マネジメント]
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いつも大変お世話になっております。
船井総合研究所の植山望月です。
エステサロン経営において「採用」「教育」「定着」に
課題を感じられているサロン様も多いのではないでしょうか。
今回は【エステティシャンが辞める理由】というテーマで
様々なサロンを見てきた現場感をお伝えさせて頂きます。
結論から言うと、
「辞める理由があるから辞める」ケースより
「続ける理由がないから辞める」ケースが多いです。
そもそも、スタッフさんから不満がない職場はありません。
スタッフさんは1円でも多く給料が欲しいですし、1分でも多く休みたいですし。
人間関係の問題に悩んでいる方もいれば、仕事をしていると慣れも発生してきます。
つまり、スタッフさんにとって辞める理由(一時的にでも辞めたくなる理由)は星の数ほどあり、経営者が辞める理由を消そうと躍起になる場面が散見されます。
ただ、それはなかなか上手くいきません。
なぜなら、一つ消しても、また違う場所から他の辞めたくなる理由が浮かび上がってくるからです。いたちごっこです。
そこで、逆転の発想で長くサロンで活躍しているスタッフさんに
「なぜこの会社で頑張り続けるの?」と聞いてみたところ、様々な回答がありました。
・「社長のことが好きだから。」
・「一緒に働くメンバーが好きだから。」
・「サロンに通ってくださるお客様が好きだから。」
・「ここでしか学べない技術があるから」など
では、その方々にとって辞める理由がないのか?
勿論、そうではありません。
但し辞める理由よりも【ここで働き続ける理由が明確】だから頑張って働き続けてくれるのです。
つまり、重要なのは「辞める理由を消す作業」より、「ここで頑張る・働き続ける理由を作る作業」の方が経営者としては注力すべきこととなる訳です。
ちょうど期も変わり、4月になりました。
新卒・中途で新しくメンバーを迎え入れたサロンも多いかと思います。
是非、今一度、「自分たちのサロンに居続ける理由」や「ここで頑張れるモチベーションの源」は何かをスタッフさんに聞いてみて頂ければと思います。
あくまで、ふんわり聞いてくださいね(笑)
社長からいきなり「あなたのモチベーションは?」なんて真顔で聞かれたら怖いと思いますので・・・(笑)
最後までご一読ありがとうございました。
植山 望月
治療院・エステ支援部 エステチーム
船井総合研究所の中で元もエステ業界に精通し、エステ業界のクライアントを最も多くもつエステ専門のコンサルタント。
数々の調査を元に培ってきた現場知識を活かし、年商1600万円から年商2.5億円の企業まで、個別コンサルティングを全国で行っている。業績向上だけでなく、経営者やオーナーの夢を実現するためのご支援は顧問先様から好評を得ている。
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