コンサルタントコラム [#美容室経営]
読者の皆様
いつもご愛読いただきありがとうございます。
船井総合研究所の田﨑です。
今回は、海外から評価される日本の美容サービスついてご紹介致します。
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近年、円安が進んでいます。
円安が輸入品のコストを上げて日本の物価高を招いていますね。
いまさらながらに日本は島国なので生活を輸入に頼っているんだなと思わされます。
本来円安が進むと工業製品などの輸出産業が好調になるはずなのですが、
原材料費の高騰で打ち消されて輸出産業の円安の恩恵もそれほどないようです。
モノの輸出で栄える日本経済の構図も崩れているのでしょうか。
そんな日本経済ですが、
最近カナダで日本式の美容室を展開して成功しているニュースを目にしました。
<内容一部抜粋>
・完全未経験のアルバイトでも、時給1800円からスタート。
・40歳を超える美容師の方が技術や知識があるほうが重宝されている。
・英語が話せなくても67歳で人気スタッフとなっている日本人美容師が在籍
なぜここまで日本人が人気なのかというと
日本人美容師の技術力と接客力は世界でもレベルが高いからです。
「日本」と言うブランドの価値が世界に認められる事は本当に喜ばしいことですね。
素晴らしいビジネスモデルだと思います。
このニュースが物語っているのが、
日本はモノの輸出は原材料費の高騰でなかなか円安を味方に出来ていませんが、
美容などのサービス人材の輸出は円安を味方に出来る可能性を秘めていると言うことかもしれません。
日本の時給の1000円はカナダの所得感覚では時給1800円と同じです。
もしも、単純に給料を上げたいと思う美容師がいて、その美容師が海外で働きたいと思う夢追い人であれば、すぐにでも今の所得の1.8倍にもなる給与につられて海外に行くのでしょうね。
実は今、美容師の時間当たりの価値は日本が一番低いと言えるかもしれません。
恐らく今の日本の美容師の価値は時給に換算すると1000円~1500円です。
きっと中国でもアメリカでもカナダでも、日本人の美容サービスには時給2500円以上を払う事でしょう。(円安のためもあります)
世界的にレベルの高いと認められている日本人美容師がどんどん世界に出て(輸出して)、その価値を「日本式美容室」の事業で世界に展開すると言う事は、一つのビジネスチャンスかと思います。
ちなみに船井総研が海外進出のお手伝いできているのは現在外食産業のようなサービス業です。
そして、その次に海外進出のお手伝いできるのがこの「日本式美容室」の海外進出のサポートのような気がします。
ただしこの話題にはオチがあります。
美容師はカナダでは日本の1.8倍以上の所得をもらう事が出来ますが、実は生活するための物価も1.8倍以上なのです。
生活をする上では時給1800円のカナダより、ともすると時給1000円の日本の方が物価が安く、生活するのが楽だったりする事を理解しておかなければいけませんね。
よく、日本と海外の所得を比較して海外の所得を羨ましがっていますが、物価を考慮して豊かさを比較するとそう単純なことではないことを忘れてはいけません。
https://beauty.funaisoken.co.jp/salon/study/lp01/
いかがでしょうか。
本日は、海外から評価される日本の美容サービスついてご紹介をさせていただきました。
メルマガを通じて日本の美容市場における最新情報などを知りたいと
思われた方は、是非美容室経営研究会にご参加ください!
<開催スケジュール>
2023年02月13日(月)
2023年04月04日(火)
2023年06月12日(月)
2023年10月03日(火)
2023年12月11日(月)
<ご参加条件>
・美容室経営者様、経営幹部の皆様
・美容室経営研究会に過去ご参加されたご経験のない企業様
※ご参加は1回限りです。経営判断ができる方が必ずご参加ください。
ご参加をご検討されている方は、この機会にお申込みいただけますと幸いです。
田﨑 昌美
ライフイベント支援部ライフイベントグループ
イベント特化型のきもの専門店を多数手がけ、地域一番店を次々と排出する。業界で良く知られている集客手法の多くは田崎が生み出したもの。
また子供写真ブームの創成期に、呉服店に「和装特化型子供写真館」を仕掛ける。大手も真似をした和装特化型の子供写真館の一大ブームの火付け役となる。
振袖においては「ママ振り」と言う流行語を生み出す。 現在はインターネットを使ったDMに頼らない集客法を開発している。 現在、多くの美容室が振袖レンタルを始めているがこれの仕掛け人もこの人である。
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