コンサルタントコラム [#美容室経営]
いつもお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の田崎でございます。
私のコンサルティングのフィールドは「きもの」「美容」「写真」と多岐に渡っています。
その3つに共通するものは何でしょう?
それはお客様の半数以上が女性だという事です。
そのため、私のコンサルティングフィールドは特定の業種ではなく「女性消費者」だと言えます。
女性のお店や商品の選び方は私たち男性とは全く違います。
船井総研でも未だに女性消費者の購買心理を解き明かすことはできていない謎多き領域です。
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男性の購買動機は「必要だから買う」です。
男性の心理は至って合理的でシンプルなものです。
それは男性が大切にしている価値観が「便利性と納得」だからでしょうか。
必要なものは良い物を早く安く手に入れたい。
それが分かりやすいので、船井総研でも男性向けの商品やサービスはマーケティングがしやすいと考えられています。
女性の場合はどうでしょうか?
女性の購買動機は「好きだから買う」という男性と違う部分を持っています。
女性の心理は理性的で複雑です。
それは女性が大切にしている価値観が「共感と共有」だからです。
好きなものは例え悪いと評価されようが割高だろうが、手に入れるのに時間と手間がかかろうが好きなら手に入れたいと思います。
自分が「好きだな」と「共感」できるものを見つけて心を満たしたい。
それを「ファン心理」と言います。
現在、そのような「ファン心理」を持つ女性消費者が、購買の決め手としているのがSNSなどの媒体を代表とする「ファンの声」です。
ファン同士が「共感情報」の「共有」をする中で、物やサービスは売れているようです。
しかし残念ながら、それにはお金をかけた企業のプロモーションはますます太刀打ちできなくなってきているのです。
例えば美容室なら高価なトリートメント、呉服店なら高級きもの、写真館なら高単価アルバムこれらを販売するのが上手い人は「ファン心理」が分かっているのでしょう。
自分自身も扱う商品のファンだと言う目線でお客様にお伝えできるかどうかが大切なのです。
逆に売れないと悩む人は女性に対して男性のマーケティングである「必要と納得」の販売をしようとしているのだと思います。
一生懸命必要性と商品の良さを納得いくように説明しているのですが、それでは女性は買わないのですね。
ぜひこのコラムを通じて、もっと「ファンマーケティング」を学んでいただけますと幸いです。
そのピントを合わせるだけで業績は簡単に上がるものです。
今回は「共感」と「共有」のファンマーケティングについてお伝えいたしました。
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ファンマーケティングの落とし込みを行い、業績UPを狙いましょう!
田﨑 昌美
ライフイベント支援部ライフイベントグループ
イベント特化型のきもの専門店を多数手がけ、地域一番店を次々と排出する。業界で良く知られている集客手法の多くは田崎が生み出したもの。
また子供写真ブームの創成期に、呉服店に「和装特化型子供写真館」を仕掛ける。大手も真似をした和装特化型の子供写真館の一大ブームの火付け役となる。
振袖においては「ママ振り」と言う流行語を生み出す。 現在はインターネットを使ったDMに頼らない集客法を開発している。 現在、多くの美容室が振袖レンタルを始めているがこれの仕掛け人もこの人である。
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