コンサルタントコラム [#マーケティング]
皆様、こんにちは!
船井総合研究所
美容室経営コンサルタントの富成です。
本日は「2017年 美容業界で広がる多極化」についてです。
2016年を振り返ると「守りを固める年」だったように思います。
世の中を見ても、女性の社会進出や労働環境問題等
今までの”常識”が急激に”非常識”になっていくことに戸惑いを感じた方も少なくないと思います。
美容業界でも例外ではなく、
私のクライアントでも
・社会保険の加入
・新卒採用の強化
・評価制度の見直し
・新しいキャリアプランの構築(独立支援制度や女性の復職制度等)
・スタッフコミュニケーションの仕組み化
・既存店舗の利益率の改善
の割合が実に多かったです。
2017年はどのような年になっていくかというと、
「多極化」の時代と推測しております。(実際もうすでに広がってきていますね。)
いわゆる「うちのサロン=○○がウリ」というサロンが格段に増えてきます。
現在あるだけでも、
・高単価ケア特化系(トリートメント・スパ・育毛系)
・低単価高回転系(1000円カット、メンテナンス型)
・低単価オシャレ系(面貸し、委託系)
・高単価オシャレ系(地域一番、高い技術)
・商品特化系(カラー専門店、カット専門店)
・ターゲット特化系(ママさんサロン、メンズサロン)
・複合型系(エステ、ネイル、マツエク、カフェ等)
ざっとあげてもこれだけ出てきます。
では、自社の魅力をどう作れば良いか?という問いに対しての一つの参考として
船井総研の「差別化の8要素」の考え方をご紹介します。
差別化の8要素とは他社と差別化を図るために
意識すべき8つの要素のことです。
それが
1.立地(店舗の利便性)
2.規模(スタッフの多さ、店舗の広さ、売上の多さ)
3.ストアロイヤリティ(創業からの年月、サロンの認知度)
4.商品力(メニュー、技術)
5.販促力(WEB販促・既存販促)
6.接客力(顧客対応)
7.価格力(メニュー価格)
8.固定客化力(リピートさせる力・VIP客数)
です。
1~3を戦略的差別化=すぐに変えられない
4~8を戦術的差別化=企業努力で変えられる
と定義しています。
自社がどこで伸ばしていくのか
ぜひ戦略を見直す一年にしてください。
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