コンサルタントコラム [#マネジメント]
皆様、こんにちは!
船井総合研究所
美容室経営コンサルタントの富成です。
本日は「スタイリストが辞める美容室の特徴」です。
毎日さまざまなサロンへお伺いしておりますが
最近非常によく聞くのが「スタイリストの退職」です。
3年で7割以上が退職する美容業界ですので、
辞める確率は元々高いのですが、それにしても最近は”今まで以上に”多く感じてしまいます。
お話を伺っていると、理由は大きく4つあります。
①働き方の多様化
一つのサロンで働き続けることや独立してお店を出すだけでなく、
面貸や委託やFCなど働き方が多様化しており、自分に合った働き方をする選択肢が増えたことで
退職をする可能性が高くなりました。
②比較できるサロンの増加
ご周知の通り、WEBが当たり前になり、
いつでも他のサロンの給与や待遇、働き方が見える時代になったことで
比較検討からの退職する可能性が高くなりました。
③中間層の給与が伸びにくい
社会保険や労働時間短縮、
求人費の増加、初任給の高騰など美容業界では
利益を圧迫する動きが一気に流れ込んできています。
そうなると、どこにしわ寄せがくるかというとスタイリストをはじめとした中間層です。
「スタイリストを夢見たけどあんまりお給料も変わらないし、上がる気配もないから辞めてしまおう」
という流れになってしまうのが非常に増えています。
④上に上がりたくない風土
③と同様でこのケースは非常に増えています。
「私は美容師になったのだから、スタッフのマネジメントなんかしたくない」
「店長いつも忙しそうだから、あんな役職になりたくない」というようなパターンです。
特にパート比率が高いところはこうした悩みが多いです。(※パート比率50%以上の美容室は要注意です)
理由としては、パートが多いと”パートの文化”になり
「正社員ですらすごい!ましてや店長なんてありえない!」になってしまうからです。
以上の4点がスタイリストの退職が増えている主な原因です。
①②は仕方ないですが、③④は解決していく必要があります。
解決法としては、
・評価制度、給与体系の見直し
・キャリアプランの構築
・待遇改善の計画(いつまでに労働時間を○○にする等)
などが挙げられます。
あなたのサロンの評価制度は会社のビジョンと連動していますか?
このブログの読者は一度見直してみてくださいね!
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