コンサルタントコラム [#マネジメント #美容師採用]
本日は、【新卒離職平均40%!】入社半年、最も新卒離職が増えるこの時期にしておきたいこと】をテーマに書かせていただきます。
4月に入社した新入社員の方々は、8月に入り、もう少しで入社半年を迎えようとしているかと思います。
良く言われるのが、入社してから3カ月、半年、が最も離職が増加するという話。
実際、美容師の新入社員1年目離職率は40%もあるといわれています。
そのうちの20%ほどがそもそも美容業界を離れるとも・・。
美容学校で2年間時間もお金もかけて一生懸命美容師を目指してきたのに
離職してしまうこと、本当に悲しい事実です。
そこで、3年連続15名以上の美卒美容師を採用している
サロン様の事例を本日はご紹介したいと思います。
そのサロン様は大量採用した初年度、15名中、1年間で8名が離職しました。
そこで、翌年から内定者研修は入社半年研修を行うようになりました。
もちろん、それだけが要因ではありませんが、昨年度入社のスタッフは
やむ負えない理由で離職した2名を除いては誰も離職をしていません。
では、入社半年研修ではどのようなことを行うと良いのでしょうか?
まず、以前も少しご紹介した、1年間の新人社員研修の流れを下記に記載させていただきます。
上記のように年間で5回研修できると最も理想的ですが、そこまで必ず行う必要はありません。
最低限押さえていただきたいのは、「内定者研修」「新人社員研修」「半年研修」の3回。
半年研修では、日々の業務に慣れだし、ある意味、迷う余裕が出てくる頃です。
夏休みやお盆休みがあり、家族や学生時代の友人に会い、「あれ?ほかのサロンの方が良いのでは?」
なんて考えで出すのもこの頃が多いでしょう。
そんな時のは、日々の業務へ向けている目線をぐっと引き上げる研修をするのが良いです。
例えば、
1)社内で活躍している若手スタッフの話を聞く。
→アシスタント時代の考え方や行ってきたことを講演してもらう。(うちで活躍してほしい若手モデルを示す)
→もしくは、女性スタッフであれば産休明けのかたも良いかと思います。(早めにスタイリストになる重要性を語ってもらえると◎)
2)自分の未来を描く。
→自分の未来がはっきりせず、悶々としてしまう新入スタッフ様も多いようです。
自分がどのように今後過ごして行きたいのか?『プライベート』『仕事』『金銭面』の3つの軸に分け、
考えさせてあげるワークをすると日々の業務の点と点が繋がり、未来が見えるためとても評判が良いです。
3)経営理念を改めて共有
→これは新人だけでなく、全スタッフへ定期的に発信することが重要ですが、
美容師という仕事はどうしても業務内容として他サロンと差別化をすることが難しい分、
転職の障壁も低いことが特徴です。
ですので、うちの良さ。うちが大切にしている考え方をしっかり発信し、
うちで働く意思を改めて確認できる機会があると良いのではないでしょうか?
以上のような内容で、3~4時間くらい研修ができると良いです。
難しい場合は、個人面談でゆっくり話を聞くだけでも効果はあると思います。
何よりコミュニケーションを短く頻繁にとれることが重要です。
まずは今年から行ってみてはいかがでしょうか?