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2022年9月14日 田﨑 昌美

コンサルタントコラム [#美容室経営 #マーケティング]

美容経営者が誤解しがちな3つの”誤解

読者の皆様

 

美容室コラムをご愛読の皆様、
いつもご愛読いただきありがとうございます。

 

今回は、美容経営者が誤解しがちな3つの「誤解」についてお伝えします。

 

私たち美容コンサルが開催するセミナーの終了後に美容室経営者から必ず経営相談を受けます。

 

その際によく経営者に言われるのが
「まずは自分でやってみます!」と言う言葉です。

 

一見前向きに聞こえるこの言葉。

 

しかしコンサルの仕事を30年近くやっていますが、
こう話される美容室経営者で会社を成長出来た方に会ったことがありません。
むしろ現場に出て何でもかんでも自分でやってしまうタイプの経営者は会社を成長させるどころか逆に壊してしまってしまうケースが多いように見えたりもしまします。

 

恐らく組織の中の経営者の役割があまり見えていないからなのでしょう。

 

会社を順調に成長させている美容室経営者は、
船井総研から美容室経営に使える情報を得た際に

 

「誰にやってもらうか?(社内?船井さんにアウトソーシング?)」
「それには投資がいくらかかるか?」
「どれくらいの期間でどれくらいの収益が見込めるか?」
を必ずと言って聞いて来られます。

 

経営者は他人とお金を使う仕事だとよく分かっているからなのでしょう。

 

1.自分でやることが美徳の誤解

そういう当の私自身も率先垂範を叩き込まれた世代で、どちらかと言うとまずは自ら行動することにこだわります。

 

自分が受けた仕事を人に丸投げするなんてもってのほかと考えます。


まずは自分からなのです。

 

そのマインドは今でも大切なことだと思っています。

 

しかしそのマインドは反面、人に物事を頼むのが苦手と言う弱点を生みます。

 

多くの経営者たちの中にも率先垂範が身についているがあまり、人にものを頼めないと言う弱点を持つ経営者が多いのかと思います。

 

2.人に任せることが美徳

そもそも多くの会社は経営者が一番優秀です。

 

経営者が優秀であるから今の会社になったのです。
ですから確かに従業員より自分自身の方が理解力も実行力もありますから自分でやった方が早いですし、従業員の能力では任せるのは無理かなと考えてしまいがちです。

 

当然、そんなタイプの経営者は我々船井総研などの専門家の話を聞いても「自分の方が上手にできる」と思ってしまうのは無理ありません。
ですから自分に自信がある経営者ほど専門家の意見に耳を貸さないですし、従業員に任さないようです。

 

しかしここで大切なのは経営者は現場と張り合わない方が良いと言うことです。

 

自分の方が分かっている。
自分の方が営業力がある。
自分の方が仕事が早い。

 

確かにその通りですが、そんな事を言っても組織は動きません。
経営者は人を動かしてナンボの仕事です。
マーケティングは専門家に任せ、業務は従業員に任せて成果を上げる専門家こそ経営者なのです。

 

3.時間が惜しいと思う事が美徳

人に任せるのが苦手。
自分でやった方が早い。
だから「まずは自分でやってみます」と言う発想になり、会社を成長させられない経営者が多いと言うお話をしてきました。

 

ところで経営者が「まずは自分でやってみます」は禁句であると言う理由がもう一つあります。
それは「試行錯誤」に対する考え方です。

 

私が知っている限りでは、現在会社を順調に成長させている経営者の多くは試行錯誤を嫌います。
逆になかなか会社を成長させられない経営者の多くは試行錯誤が好きな傾向があります。
試行錯誤とは「まずは自分でやってみます」のことです。

 

そもそもロジックから理解が出来にくい経営者は、
試行錯誤しながら理解を深めて行くと言うやり方で今まで来た人が多いからなのでしょう。

 

しかし情報化社会になり、本当にものごとのスピードは速くなっています。
経営者の高額な人件費を使った試行錯誤は最大の経営コストになると考える必要もあります。

 

残念ですが「まずは自分でやってみます」の時代ではないようです。
経営者はお金より時間を惜しいと考えていただいて、情報を買い、専門家にアウトソーシングして試行錯誤する事なく、スピーディに投資を回収すると言う頭を持たないといけないようです。

 

経営者は人の力を借りる専門家になった方が良いのです。

 

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経営者は情報を買うというお話を本日させていただきましたが
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今後の美容室経営におけるポイントをお伝えいたしますので是非ご参加ください。

 


<開催概要> 
・2022/10/03 (火)13:00~16:30@船井総合研究所 東京本社開催
・2022/10/14 (金)13:00~16:30@オンライン開催
・2022/10/17 (月)13:00~16:30@オンライン開催
・2022/10/18 (火)13:00~16:30@オンライン開催

 

<講座内容>
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第四講座:本日のまとめ

 


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皆様のご参加を心よりお待ちいたしております!

著者情報

  • 田﨑 昌美

    ライフイベント支援部ライフイベントグループ

    イベント特化型のきもの専門店を多数手がけ、地域一番店を次々と排出する。業界で良く知られている集客手法の多くは田崎が生み出したもの。
    また子供写真ブームの創成期に、呉服店に「和装特化型子供写真館」を仕掛ける。大手も真似をした和装特化型の子供写真館の一大ブームの火付け役となる。
    振袖においては「ママ振り」と言う流行語を生み出す。 現在はインターネットを使ったDMに頼らない集客法を開発している。 現在、多くの美容室が振袖レンタルを始めているがこれの仕掛け人もこの人である。   もっと見る