コンサルタントコラム [#美容師採用]
皆さま、こんにちは。船井総研の園田です。
お盆が過ぎるとあっという間に9月に入ります。
秋になるとそろそろ2026年の新卒採用に向けて動き出さなければ行けない時期に差し掛かってきます。新卒採用を成功させるためには、戦略を事前に練っておかなければなりません。今回はタイトルの通り、「新卒の美容学生採用前に必要な4つの準備」をお伝えします。
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新卒採用を行う上で「学校訪問」は重要です。本格化する4月から逆算をし半年前の11月から「学校訪問」を強化し、美容学校との関係作りを行わなければなりません。目安となる訪問は秋・冬・夏の3回となります。各時期ごとの目的とすると下記の通りです。
秋(2024年11月頃):学校との関係性作り・冬休みのサロン見学会開催の案内
冬(2025年2月頃):春休みのサロン見学会開催の案内・ガイダンスの依頼
夏(2025年7月頃):ガイダンス開催のお礼訪問・内定者のお礼訪問
まずは学校との関係性を作ったうえで、サロン見学会を開催することを学校の先生にお伝えしたり、ガイダンスの依頼をしたりしなければなりません。これらを「どの」学校に「どのように」して、「誰が」行うかまで事前に考えておく必要があります。
最近「サロンの見学会の提案を学校に依頼しても中々受け付けてくれない」という話をよく聞きます。それは、先生へのアポイントの取り方に関して問題がある可能性があるので、対応方法を見直しましょう。
2名以上の採用を行う場合は、経営者以外にスタッフを巻き込んでチームを作ることが必要です。チームの仕事としては、例えば”実際に学校訪問を行う”・”学生に対してプレゼンを行う”・”SNSの投稿を行う”などがあります。これらの業務の責任者を割り振って、採用まで「やり切る」ことが重要となります。特にSNSの更新は年間を通して情報発信することで自社の求人に興味や関心を持っている学生を集めることに繋がります。
通常業務とは別の仕事なので、スタッフのモチベーションを維持させるのがカギとなります。経営者は、「会社にとって重要な役目だ」ということを伝えることが重要です。
スケジュール通りに進んでも、スタッフ全員が受け入れるマインドがないと、実際にサロン見学に学生が来ても採用に繋がりません。
全スタッフが他サロンと比べての特徴について話すことが出来たり、教育制度が整ったりしていることがアピールできる必要があります。社内の受け入れの体制を整えるためには、学生と接する態度のロープレを何度も行うことが重要になります。
一昔前までは、”社会保険完備”・”初任給20万円”・”休みは月8日程度”でした。”社会保険完備”・”初任給23万円”・”土日休みOK”と変化してきました。しかし、近年の学生が求めるものとして、営業内でのトレーニング、休日数、デビューまでの期間を求め、さらに給与が水準以上にならなければなりません。待遇面の整備をする際には、競合他社の状況を分析しておくことと生産性を意識したサロン運営が重要です。
いかがだったでしょうか?
特に「はじめて美容学生採用をしていきたい」という方は早め早めの準備が必要になります。本日お伝えした内容は10月までには準備をしておくべきです。
今回のメルマガを読んでいただいた方で
「どのように学校の先生と関係を気づけばいいの・・・?」
「実際に採用活動を始めたときのポイントをもっと知りたい・・・!」
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