コンサルタントコラム [#エステ経営]
本メルマガをご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
船井総合研究所の植山望月です。
続く新型コロナウイルスの感染拡大。
都心部で発令された緊急事態宣言や郊外でもクラスター発生など
少なからずコロナの影響を受けたサロンがほとんどかと思います。
「上がらないサロンの売上」と「なくなっていく資金」に
漠然と先の見えない不安に駆られている経営者様も多いのではないでしょうか。
財務管理、資金繰り、資金調達、融資、新規事業への投資などなど
「やらないといけないのは分かっているけど、実際よく分からない…」というのが本音…。
そんな美容業経営者・オーナー様に知っておいて頂きたい
「失敗しないサロン経営のポイント」を出来るだけ簡単にまとめました!
Table of Contents
まず、サロンで売上を上げ続ける方法はたった2つ。
「店舗の売上を最大化させること」
「新たな箱(=店舗)を増やすこと」
そして、この二つを実現させるために
・今ある資産(店舗・機械・ヒト)の活用=「守り」
・新たな機器や店舗、事業への投資=「攻め」
を実施していく必要があるのです。
ただ闇雲に守り、攻めるのは危険です。
守りと攻めの判断をするために特に把握しておかないといけないのが
本メルマガでお伝えする「時流適応」×「財務管理(お金管理)」です。
コロナによって大きな打撃を受けた美容業界ですが、
2021年コロナ禍でも売上を伸ばしているサロン様もあります。
<コロナで起こった美容業界の変化>
・コロナを境に不採算店舗を閉店し、利益改善に取り組むサロンの増加
・集客だけでなく、教育など様々な場面でのデジタル活用の加速
・パーソナライズ化やマスク着用を前提とした商品開発
・ホームケア美容機器など「おうち美容」需要の増加
そして、現在売上を上げているサロンでは、こういった時代の変化を受け
・ニーズの変化に合わせた注力商品のシフト
・新機器やメニューの導入
・新規に依存しない売上モデルの構築
・顧客を離さないリピート率の強化
・ライバル店の中から「このサロンが良い!」と思ってもらうための差別化強化
など、サロン経営のやり方を柔軟に変化させたこと特徴としてあげられます。
これに共通して言えるのが「守る」だけでなく、先を見越して「攻め」ていく姿勢です。
今が守るべきタイミングなのか、
それとも攻めてもよいタイミングなのか
それを判断する上で最も重要なのが「財務管理」です。
財務管理をするために
財務を1から100まで全て学び始めようと思うと、莫大な労力と時間かかります。
何しろ学んでいる間にサロン経営がダメになってしまっては元も子もありません。
だからこそ、「見なければいけないポイント」を知ることが重要なのです。
まだ財務管理が全くできていない…という方はまず
「サロン運営のために月々いくらかかるのか」
「借入などの返済はいくらあるのか」
「月々どれくらいの売上を上げれば、利益が残るのか」
という月次資金繰りを管理するところから始められることをお勧めします。
その上で、余力のある方は「財務管理の4ステップ」に取り組んで頂ければと思います。
<財務管理の4ステップ>
①月次資金繰り(販管費や返済・投資など)を把握すること
②日々の売上を管理すること
③事業計画を立て、先の投資計画を立てること
④現在の調達余力を把握すること
サロン経営でも、財務管理でもひとつひとつ課題をクリアしていくことが
企業を成長させる一番の近道なのです。
植山 望月
治療院・エステ支援部 エステチーム
船井総合研究所の中で元もエステ業界に精通し、エステ業界のクライアントを最も多くもつエステ専門のコンサルタント。
数々の調査を元に培ってきた現場知識を活かし、年商1600万円から年商2.5億円の企業まで、個別コンサルティングを全国で行っている。業績向上だけでなく、経営者やオーナーの夢を実現するためのご支援は顧問先様から好評を得ている。
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