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2022年6月27日

コンサルタントコラム [#エステ開業]

エステサロンの開業は危ない?痩身専門店をオススメする理由と押さえておくべきポイント<後編>

本メルマガをご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
船井総合研究所の藤野真誠です。

 

こちらは後編の内容になります。
前編では「美容業界の時流」「痩身ダイエット専門店エステ」について解説をさせて頂いております。
まだ前編を読まれていない方がいらっしゃいましたら、そちらを先にご覧下さいませ。

[3]これだけは押さえておきたい!失敗しないエステサロン開業のための4つのポイント


-①出店立地で8割が決まる
突然ですが店舗ビジネスにおいての成功材料をご存知でしょうか?
船井総合研究所には「差別化の8要素」という考えがあります。
この考えは店舗を構えるビジネス全てに適応され、船井総研の50年の歴史の中で多くの会社に成功をもたらしてきました。

 

<差別化の8要素>
①立地(商圏人口、アクセスのしやすさ)
②規模(店舗数、売上)
③ストアロイヤリティ(ブランド力、認知度)
④商品力(扱う商品メニュー)
⑤販促力
⑥接客力
⑦価格力(競合比較)
⑧固定客化力(顧客リポート化)

 

この順番は店舗ビジネスにおいての重要度も表しており、
・比較的すぐに変えれない①~③を戦略的差別化
・企業努力で変えられる④~⑧を戦術的差別化
と分けて考えています。

 

開業において、①~③の戦略的差別化を重要視することが大切です。
特にエステサロンでは『出店立地によって8割決まる』と考えており、開業する際の最重要ポイントになります。

 

ただ人が多いエリアに出店すれば成功するわけではありません。例えば、都心部と郊外で強い立地特性は異なります。
<立地特性>
都心部:主要駅から徒歩5分以内のエリア
    ターミナルなど乗降客数の多い駅も◎
郊外型:人口の吸引力の強いエリア
    大型ショッピングモールの近くなど ご自身で考えられている出店立地の特性を正しく把握し、慎重に立地選定をすることをお勧めいたします。

 

-②売れるエステティシャンの採用と教育
エステサロンのビジネスにおいて、“人“が最重要ポイントになります。
新規開業では特に売れるエステティシャンを採用すること!
これが採用の一番の目的です。良い人財を採用しているサロン様には3つの共通点があります。

 

♦採用コストをしっかりとかけている
良い人財を採用するには採用コストをしっかりとかけることが大事です。
採用が成功しているサロン様は1名あたり20万円~30万円を目安にコストをかけています。

 

♦給与や休み、育休などの環境が整っている
エステは度々ブラックな業界だと声が上がっていました。
近年になりやっと給与や休みの環境が整ってきていますが、それでも勤務時間が長いと10時間を超える日があるのも事実です。
過酷なイメージがある業界だからこそ、クリーンなイメージを打ち出す必要があります。

 

♦応募があった際は素早く返信している
応募者の意欲は応募時が一番高く、時間とともに薄れていきます。
応募連絡があった場合瞬時に連絡・返信することで採用率は大きく変わります。

 

-③再現性を高める仕組み作り(商品設計、販促、顧客育成)
エステサロンの売上方程式は
店舗売上=(新規売上)+(既存売上)+(商品売上)+(体験売上)
で表せます。

 

特にコースや回数券販売を軸としているエステティックサロン様においては大きな売上の軸となるのは(新規売上)と(既存売上)になります。
※今回ご紹介させて頂いている痩身ダイエット専門店も同様です。
新規売上:体験者が初めてコース購入をして上がった売上
既存売上:1回以上コース購入をしたことがある方が再度コース購入して上がった売上

 

これらの再現性を高め売上を上げるには3つの仕組作りが必要です。
♦集客力があり高単価の商品を商品の軸にする
新規立上げにおいてまず重要なのはとにもかくにも「集客」です。競合が激しくなっているエステティック市場において集客数をしっかりとするためにもまず集客力がある商品を扱うことが重要となります。そしてスタッフひとりあたりの生産性を高めるためには高単価を確保することのできる商材が重要となります。
そして上記2つにあてはまるのが今回提唱しております痩身ダイエットとなります。
また、人を軸とするエステティック業界だからこそ、業種特化の専門店化することにより、集客からコース提案までを一本化し、研修の簡易化を実現することもポイントです。

 

♦未経験でもできる環境を整える 再現性を高めるために初心者エステティシャンとトップエステティシャンが同じ案内を出来るように環境(資料)を整える必要があります。
モデルトークやカウンセリングツールなど徹底した準備が大事です。

 

♦集客経路を複数個準備する 新規店舗は注目を集めやすく集客しやすいタイミングになります。
そのため、オープン前には万全な準備をしていきましょう。
ポータルサイトやSNSなど集客の入り口は1つに絞らず複数個持つことで様々な客層にアプローチできるための手段を準備しておくことが大事です。
また例えば店舗内での紹介制度などもスタッフに任せるだけでなく、紹介カードや紹介システムのようなに会社として紹介を進めやすい仕組みを整えておくことも重要です。

 

-④オープンまでのスケジュール
開業するまでに必要な期間は3~6ヵ月です。
他業種からエステサロンを開業される場合、6ヵ月程度を開業準備のための目安として下さい。

 

出店準備は出店立地選定から採用や商品設定など同時期に並行して行います。
特に出店立地選定と採用については時間がかかりやすい項目となっておりますので あらかじめ必要な準備を把握し、整理しながら実行することが大事です。 

上記は開業までのスケジュールイメージです。
コロナ禍においては、 内装工事に思ったよりも時間がかかったなどイレギュラーな事態が起こるケースもありますので余裕を持った準備期間を確保していただくことをお勧めいたします。

 

最後に


本メルマガでは2部構成でエステサロン開業のポイントを解説させていただきました。
美容市場規模や顧客の流れから見ても今後伸びていく可能性がある美容業界ですが、開業すれば必ず成功するという業種でもありません。
下記のポイントをしっかりとおさえた開業準備をしてください。

 

<エステサロン開業の押さえておくべきポイント>
①出店立地で8割が決まる
 ・出店立地の特性を正しく把握し、慎重に立地選定を行う
②売れるエステティシャンの採用と教育
 ・採用コストをしっかりとかける(1名あたり20万円~30万円)
 ・給与や休み、育休などの環境を整える
    ・応募があった際は素早く返信する
③再現性を高める仕組み作り(商品設計、販促、顧客育成)
 ・集客力があり高単価の商品を商品の軸にする(痩身など)
 ・未経験でもできる環境を整える(トークマニュアルなどの資料)
 ・集客経路を複数個準備する(ポータルサイトやSNS運用など)
④オープンまでのスケジュール
 ・他業種の場合、6ヵ月は開業準備に時間を設ける

 

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最後までお読みいただきましてありがとうございます。

 

藤野