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2020年5月7日

コンサルタントコラム [#コロナ対策 #美容室経営]

美容室がコロナウイルス時に取り組むこと

皆様、こんにちは。
船井総合研究所の富成です。

今回は「美容室がコロナウイルス時に取り組むこと」というテーマでお伝えします。

 

▼コロナ対策コラムバックナンバーはこちらから▼

第1弾:https://beauty.funaisoken.co.jp/2907/

第2弾:https://beauty.funaisoken.co.jp/3002/

第3弾:https://beauty.funaisoken.co.jp/3110/

美容室経営:https://beauty.funaisoken.co.jp/3091/

エステ経営:https://beauty.funaisoken.co.jp/3035/

エステ経営:https://beauty.funaisoken.co.jp/3155/

 




私にもこんな質問が多くなりました。
・美容室はコロナウイルス時に融資はどれくらい借りたらいいの?
・美容室はコロナウイルス時にどんな対策をすれば良いの?
・コロナ収束を見据え今のうちに何を準備すればいいの?

 

今回はこんな疑問にお答えしていきます。

 

 

 

美容室コロナ対策①財務戦略の見直し

 

経営面の最優先事項は資金繰りです。

 

従業員・顧客を守るためには経営を存続させていく必要があります。

美容室の場合は、現金商売で毎月安定した売上が入ってくるため、月商の1~2ヶ月分のキャッシュを保有している美容室が多い印象です。

コロナウイルスのような有事には、固定費6か月分のキャッシュを保有しておくことが好ましいです。

雇用調整助成金や融資制度も日々アップデートされていますが、入金や融資実行は2~3か月もしくはそれ以上かかる可能性があります。

3か月分のキャッシュだと危機対応できない可能性があるので常に6か月分のキャッシュを保有して頂くことを前提に動かれることをお勧めします。

仮にコロナ融資で使用しなかった分は早期に返済すれば良いので、できる限り今は資金を潤沢にしておき備えましょう。

現在の融資制度では、現状の借入を巻きなおして金利条件を良くする融資制度も出てきていますので、金融機関の方に相談いただき、現状の借入の条件も見直していく良い機会です。

 

美容室コロナ対策②徹底的な感染対策を実施する

 

緊急事態宣言が延長されましたが、美容室は規制対象外ということもあり営業をスタートする美容室も少なくありません。

営業を進めて頂く上では下記2点を意識して頂くことが重要です。

①スタッフ・お客様ともに感染者を出さないこと

②エリアで一番といわれるぐらい感染対策を実施すること

感染者を出すことにより、

1. 休業をすることでの売上減少

2. コロナ感染者がいるサロンというレッテルを貼られることでの売上減少

が考えられます。

 

感染者の対策を出さないために下記の対策を実施しましょう。

 

・手洗い、マスク、消毒の徹底(イス・セット面・ドアノブ・ロッカー・現金など手に触れるもの全て)

・海外や帰省・転居されてきた方は、異動後2週間以上経てからご来店頂く

・37°C以上の発熱をしている方、咳を継続的にしている方の来店を控えて頂く

・ご家族や身の周りに感染者が出て、ご自身が濃厚接触者と認定された方の来店を控えて頂く

・1席空けた状態を保つため予約制限をする、カーテンなどで仕切りを作ると良い

・来店時に検温を実施する

・定期的な換気を行う

・店外で消毒して頂ける状況を作る

・ドリンクや雑誌などの提供を行わない

などなど挙げられます。

 

5月は顧客心理として、「自分の理想のヘアスタイルになるか?」の前に「美容室でコロナに感染しないか?」の安全欲求を求める方が多いです。

 

いかに安心して来て頂ける状況を作るかが5~6月の売上を上げる上では必要条件となります。コロナ対策をおろそかにしてお客様が来ることはほぼありませんので、まずは安心してお客様を迎えられる状況を作りましょう。

 

例えばエリアで最も対策しているということが広がれば、お客様にも選んで頂けるきっかけになりますので自社のコロナ対策を積極的に発信していきましょう。

 

 

美容室コロナ対策③ビジネスモデルの見直し

 

4月度の実績ですが皆様のサロンはいかがでしょうか?

 

弊社のお付き合いのある美容室様では下記の数字がアベレージでした。

・都心部:50~80%減少

・郊外:10~40%減少

 

5月以降少しずつ景気が戻ってくることを願うばかりですが、しばらくこの景況感は続くことが想定されます。

 

要するにコロナと長く付き合うことを前提で経営を行っていく必要があります。

今までの美容室のビジネスモデルを革新していき、今までとは違う部分でキャッシュポイントを作るかということが非常に重要になります。

美容室の場合、すべてのサービスが店舗内で完結していくものがスタンダードです。

 

しかし現在は、「来店期間は伸び、滞在時間は短縮」という状況なので、店舗内のサービスだけでは売上はどんどん下がることが予想されます。

海外や一部のサロンでは、リアルとオンラインを融合させたEC立ち上げ・オンラインカウンセリング等の新しい美容室の形を作る動きが進んでいます。

 

コロナによる生活環境の変化により、お客様の消費行動もコロナ後は少し変わることが予想されます。

今回初めてネットショップで購入した人がその便利さに気づいたり、現金を使わないことでの便利さを感じたり、オンライン会議を初めてやって効率性に気づいたりなどITリテラシーも一気に浸透しています。

 

指をくわえて待っているということが一番良くないことなので、このような時だからこそ新しいチャレンジをどんどん行っていきましょう。

 

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